疼痛 なるべくシンプルに腰痛について考えてみる 本稿ではなるべくシンプルに腰痛について考えるための捉え方をまとめてみる。 多裂筋が、椎間板が、椎間関節が、カップリングモーションが、など、細かく見ようと思えばどれだけでも細かく見ることはできるが、思考が複雑化しすぎると、目的が曖昧になってしまい、結果あまり良くならないことも多々ある。 なので、まずはなるべく思考をシンプ... 2024-04-29
疼痛 リハビリテーション中に痛いと言われた時どう対処するか? 皆様も普段の臨床で運動療法をする機会は多くあると思う。 その時、患者さんから「痛い!」と言われたことはないだろうか? 痛いと言われた時、自信を持って対処することができるだろうか? 昔の私は痛いと言われたら怖くなってしまい、「すみません!じゃあやめておきましょう。」とすぐにその運動は中止してしまっていた。 でも、それが本... 2024-03-29
マネジメント 利用者のモチベーションを向上させるためには? リハビリテーションの現場では、運動療法や健康増進のための行動に対してモチベーションが低い利用者に遭遇するとことは少なくない。 筋力低下があるのに、筋力トレーニングの自主トレーニングをしてくれない。 糖尿病が悪化しているのに運動や食事制限などを全く行わない。 リハビリの必要性があるのにリハビリのための通院をしない。 など... 2024-02-29
動作分析 良い姿勢、悪い姿勢の基準とは? 皆様は自分の姿勢が良いか悪いか、普段から気にしているだろうか? そもそも、良い姿勢とは何だろうか? 一般的に言う良い姿勢が、必ずしも動作においても良いかと言うとそうではない。 ここで言う良い・良くないというのは、見た目のこともあるが、機能的に良いか悪いかという視点も含む。 良いか悪いかを決めるには、指標となる機能を基準... 2023-12-31
自立支援 利用者のマネジメント リハビリの利用者をマネジメントする上では、「利用者の行動変容を狙ったアプローチ」が重要となります。 リハビリの目的は、利用者における自立を支援することです。 したがって、「セラピストの個別リハビリのみをリハビリの利用目的にしている」「マッサージをしたもらうことがリハビリだと思っている」「目標がないまま、リハビリを利用し... 2023-12-31
マネジメント リハビリ施設におけるPDCA マネジメントの基本型としてPDCAサイクルというものがあります。 PDCAとは、品質管理業務を行うための手順を示しており、Plan:計画を立てる→Do:実行する→Check:評価する→Action:改善するという各項目の頭文字を並べたものです。 この手順で行うことを、「PDCAサイクルを回す」と言い、医療や介護の現場で... 2023-10-31
フレイル 社会的フレイルの評価 社会的フレイルは、超高齢社会における日本にとって非常に大きな課題であることは間違いない。 社会的フレイルというのは、例えば独居や老老介護、社会参加状況、他者とのかかわりが少ないといった場合にそうであるとされる。 さらに社会的フレイルが厄介なのは、要支援・要介護認定の新規発生と関連していたり、身体的フレイルをも惹起させる... 2023-10-31
安全管理 通所介護・通所リハビリテーションの利用者の送迎のポイント 通所介護・通所リハビリテーションにおける送迎と記録は運営上、極めて重要なものです。 名前の通り、利用者に通所をしてもらうことでサービス提供が可能となりますので、自宅から通所事業所までの送迎が原則的に必須のサービスとなります。 質の高い送迎ができなければ、利用者からのクレームや現場スタッフの業務負担増加などに発展し、通所... 2023-07-04
通所リハビリテーション 通所介護との違いから短時間通所リハビリの役割を考える 介護保険法により「通所リハビリテーション」とは、「居宅要介護者(主治の医師がその治療の必要の程度につき厚生労働省令で定める基準に適合していると認めたものに限る。)について、介護老人保健施設、病院、診療所その他の厚生労働省令で定める施設に通わせ、当該施設において、その心身の機能の維持回復を図り、日常生活の自立を助けるため... 2023-02-28
リスク管理 介護職とリハ職の連携のヒント 〜介護職とリハ職の連携強化はリハビリの効果を飛躍的に向上させる〜 リハビリテーション(以下、リハビリ)では、筋力強化練習、立ち上がり練習、歩行練習、生活関連動作練習などを行い、利用者の生活機能の回復や維持を図る。 運動療法や動作練習を行う前提条件として、体調やバイタルサインの安定がある。 利用者の体調が悪ければ、リハビ... 2022-12-31