筋力トレーニング 中殿筋をトレーニングする前に機能解剖を知ろう! 中殿筋の解剖学と臨床的重要性 中殿筋は、トレンデレンブルグ徴候や膝の内反変形、痛みとの関連が指摘されている筋肉であり、注目される部位の一つである。特に膝変形性関節症(OA)や股関節疾患において重要性が高い。 教科書的な中殿筋の位置は殿部の真横にあるイメージであるが、実際には後方まで広がりを持つ。 このため、一般的な中殿... 2024-11-30
疼痛 高齢者を悩ます脊柱管狭窄症とその対処法 脊柱管狭窄症とは、脊柱管が狭くなる整形疾患である。 50歳代から徐々に増え始め、60~70歳代が好発年齢である。 高齢者の10人に1人は腰部脊柱管狭窄症であり、推定患者数は約580万人と言われている。 腰部脊柱管狭窄症は筋膜性腰痛と異なり、症状が多彩でQOLの低下をきたしやすく、高齢者や家族を悩ませる要因になりやすい。... 2024-07-31
筋力トレーニング 座位姿勢において体幹機能を高めるためのポイント 体幹機能は歩行、起立、リーチ動作など、各種動作において重要な機能なのは言うまでもない。 また、体幹機能が土台となって、上肢のリーチや下肢の振り出しなど、上下肢の筋出力が発揮されるため、体幹機能が機能的に働くことは必須である。 そんな重要な体幹機能を座位から高めるための介入方法を今日は考えてみる。 まず、座位のメリットと... 2024-06-30
筋力トレーニング 高齢者の方々に対してどのような運動をするべきなの? 私は普段高齢者の方々を対象にリハビリをしているが、高齢者の方々では既往歴や合併症が多く、問題点が1つに絞られることもほぼなく、症状も多岐にわたる場合もある。 また、高齢者の方々はどうしても若年者と比べると活動量は低くなってしまい、リハビリテーションの対象となる方では尚更その傾向が強くなる。 活動量が低いと慢性疼痛になる... 2023-10-31
筋力トレーニング トレーニングの原理・原則 筋力低下は、加齢とともに万人に起こるものであることは周知の事実である。 それに加え、身体活動量の低下や栄養不足(低栄養)などが重複するとさらに筋力は低下する。 また、何らかの病気(急性・慢性ともに)を発症したり、はたまた入院などすると筋力はいっそう低下する。 我々は、そういった状態の方々を評価させていただき、基本動作能... 2022-12-31
筋力トレーニング 筋力向上のメカニズム(神経動員数の増大)について 鍼灸師・あん摩マッサージ指圧師・柔道整復師の先生方の臨床において、筋力トレーニングを行うことは多いのではないだろうか。 今回は筋力トレーニングの基礎的な知識ではあるが、どのように筋力増強は生じるのかについて述べていく。 しかし、筋力増強といっても要因は様々である。 そのため、本稿では様々な要因の一つである『神経動員数の... 2021-09-21
筋力トレーニング 高齢者に筋力トレーニングは必要である 高齢者でも適切な負荷の筋力トレーニングを継続することで、筋力増強の効果が得られることは様々な論文で報告されている。 筋力トレーニングでは高負荷・低回数を行うことで筋力の増加が期待できる。 しかし、高齢者では、関節や筋が若年者より脆弱化しており高負荷トレーニングは高リスクとなる。 したがって、高齢者の筋力トレーニングでは... 2020-07-26