動作分析 多裂筋の機能を高めるために考えなければならないこととは? 腰椎椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症、腰痛をはじめ、円背を呈する高齢者にも多裂筋の機能は重要である。 だが、効果的に多裂筋はどうやったら働くのだろうか? ただ体幹を伸展や回旋させれば働くのか? 大腿四頭筋や三角筋のように大きな筋肉で、可動性も大きい関節に働く筋肉ではないので、そのように単純にはいかないと筆者は考える。 今回... 2024-10-20
ADL トイレ動作について 私たちセラピストは「できるADL」を「しているADL」に変えていくことが目的の一つである。その目的を達成するためにはADLをどのように分析していくのかということが重要になる。 今回は「トイレ動作」について分析していこうと思う。 ●トイレ動作の重要性 私はADLの中でも特にトイレ動作を重視している。 なぜならば、ADLの... 2024-05-26
動作分析 膝OAの運動学から臨床で何を考えるかについて 理学療法ガイドラインに記載されている下肢の運動学的・運動力学的変化の項目から変形性膝関節症(以下膝OA)を考えてみようと思う。 両側膝OAでは健常者の歩行動作と比較して、立脚期の間に明らかに骨盤の前傾、遊脚側への骨盤傾斜、膝関節外反の減少が認められたとされ、重度膝OAでは股関節外転、膝関節伸展、足関節底背屈角度が大きか... 2024-02-01
動作分析 良い姿勢、悪い姿勢の基準とは? 皆様は自分の姿勢が良いか悪いか、普段から気にしているだろうか? そもそも、良い姿勢とは何だろうか? 一般的に言う良い姿勢が、必ずしも動作においても良いかと言うとそうではない。 ここで言う良い・良くないというのは、見た目のこともあるが、機能的に良いか悪いかという視点も含む。 良いか悪いかを決めるには、指標となる機能を基準... 2023-12-31
動作分析 片脚立位から何が分かる? 今回は片脚立位について述べたいと思う。 片脚立位は機器なども要らず手軽な評価であることから行っておられる先生方も多いのではないかと思う。 では片脚立位とは何を評価しているのだろうか? 片脚立位時の身体の反応、バランスの取り方などを評価するのも重要となる。 しかし、身体の反応、バランスの取り方などはあまり客観性がない。 ... 2023-06-30
動作分析 変形性股関節症と痛み 変形性股関節症は高齢者に発生する変性疾患の一つである。 変形性股関節症が進行すると疼痛と可動域制限が顕著となる。 特に疼痛はQOLを著しく下げるため、疼痛への対応はリハビリテーションでは重要となる。 変形性股関節症患者の疼痛は股関節可動域制限と関係がある。 ●股関節屈曲制限がある場合 股関節屈曲が20°程度の制限を受け... 2023-01-31
動作分析 正常動作を理解することで異常動作が見えてくる 鍼灸師・柔道整復師・あん摩マッサージ指圧師の皆さんは、動作を評価に難渋をしていないだろうか? 理学療法士・作業療法士は養成校時代や実習中に「動作分析」を学ぶ機会が多く設けられており、利用者の動作から機能障害を予測する練習を学生時代が行っている。 しかし、鍼灸師・柔道整復師・あん摩マッサージ指圧師の皆さんは「動作分析」に... 2019-12-25