自立支援 利用者のマネジメント リハビリの利用者をマネジメントする上では、「利用者の行動変容を狙ったアプローチ」が重要となります。 リハビリの目的は、利用者における自立を支援することです。 したがって、「セラピストの個別リハビリのみをリハビリの利用目的にしている」「マッサージをしたもらうことがリハビリだと思っている」「目標がないまま、リハビリを利用し... 2023-12-31
マネジメント リハビリ施設におけるPDCA マネジメントの基本型としてPDCAサイクルというものがあります。 PDCAとは、品質管理業務を行うための手順を示しており、Plan:計画を立てる→Do:実行する→Check:評価する→Action:改善するという各項目の頭文字を並べたものです。 この手順で行うことを、「PDCAサイクルを回す」と言い、医療や介護の現場で... 2023-10-31
フレイル 社会的フレイルの評価 社会的フレイルは、超高齢社会における日本にとって非常に大きな課題であることは間違いない。 社会的フレイルというのは、例えば独居や老老介護、社会参加状況、他者とのかかわりが少ないといった場合にそうであるとされる。 さらに社会的フレイルが厄介なのは、要支援・要介護認定の新規発生と関連していたり、身体的フレイルをも惹起させる... 2023-10-31
安全管理 通所介護・通所リハビリテーションの利用者の送迎のポイント 通所介護・通所リハビリテーションにおける送迎と記録は運営上、極めて重要なものです。 名前の通り、利用者に通所をしてもらうことでサービス提供が可能となりますので、自宅から通所事業所までの送迎が原則的に必須のサービスとなります。 質の高い送迎ができなければ、利用者からのクレームや現場スタッフの業務負担増加などに発展し、通所... 2023-07-04
通所リハビリテーション 通所介護との違いから短時間通所リハビリの役割を考える 介護保険法により「通所リハビリテーション」とは、「居宅要介護者(主治の医師がその治療の必要の程度につき厚生労働省令で定める基準に適合していると認めたものに限る。)について、介護老人保健施設、病院、診療所その他の厚生労働省令で定める施設に通わせ、当該施設において、その心身の機能の維持回復を図り、日常生活の自立を助けるため... 2023-02-28
リスク管理 介護職とリハ職の連携のヒント 〜介護職とリハ職の連携強化はリハビリの効果を飛躍的に向上させる〜 リハビリテーション(以下、リハビリ)では、筋力強化練習、立ち上がり練習、歩行練習、生活関連動作練習などを行い、利用者の生活機能の回復や維持を図る。 運動療法や動作練習を行う前提条件として、体調やバイタルサインの安定がある。 利用者の体調が悪ければ、リハビ... 2022-12-31
通所リハビリテーション 変形性股関節症 高齢者になれば関節の変性疾患を好発する。 今回は高齢者に好発する変形性股関節症について解説をしたい。 股関節は、骨盤と大腿骨により構成される球関節である。 変形性股関節症は、股関節を形成している関節軟骨や骨が摩耗、損傷し股関節周囲の痛みや可動域制限などの機能障害を引き起こす病態である。 男性より女性の罹患率が高く、発症... 2022-11-27
リスク管理 骨折と転倒の関係性 高齢者における転倒の30%~50%に軽度の外傷が、10~15%に骨折を含む外傷が発生すると報告されており、転倒全体の1~2%が大腿骨近位部骨折を発生するとされている。 また、大腿骨頸部骨折の98%の受傷機転は転倒が原因だとも言われている。 また、脆弱性骨折で言うと、上腕骨骨折、前腕骨折においても前者が97%、後者が10... 2022-10-31
通所リハビリテーション 高齢者の方はなぜ後ろに転倒するのか 高齢者はなぜ後方へ転倒してしまうのか。 今回は原因を3つに絞って考えていきたいと思う。 1.高齢者の不良姿勢 1つ目の要因としては、高齢者に多い円背姿勢が関与していると考える。 円背姿勢であればあるほど、重心位置が後方にシフトするため後方のふらつきを生じる機会も多くなる。 円背の程度がどのくらいか、可逆的な要素の姿勢改... 2022-08-31
通所リハビリテーション がんの病期に応じたリハビリテーション 近年、医療機関だけでなく介護保険施設や在宅医療の現場においてがん患者を診る機会が増えている。 高齢者が増加する日本では、がん患者数も右肩上がりで増えている。 一方でがんの治療技術も発展しており、がんは不治の病ではなく、治療可能な疾患となり、生存率も著しく上昇している。 このような背景から、リハビリテーション職種ががん患... 2022-07-24