認知症 認知症になりやすい習慣・環境とは? 〇はじめに 私は通所介護に現在勤めており、認知症のある患者様と接する機会が多くある。 そのなかで、70代で認知症になってしまう患者様や90代でも年齢相応な認知機能を維持している利用者様に出会うことがある。 そうした患者様に接していて、『認知症を発症する患者様と発症しない患者様には生活習慣や生活環境に何か違いがあるのかな... 2024-09-30
解剖学 バランスが悪いを考えてみる はじめに バランス能力の低下は、ADLのレベルを上げるために非常に重要な問題である。バランス能力の低下を引き起こす要因には様々なものがあるため、それぞれの問題に対して適切に評価を行い、適切に介入しないとADLの改善は難しい。私もよく同様の問題に直面したが、何となく歩行練習やタンデム歩行、片脚立位練習を繰り返すだけになっ... 2024-07-31
ADL トイレ動作について 私たちセラピストは「できるADL」を「しているADL」に変えていくことが目的の一つである。その目的を達成するためにはADLをどのように分析していくのかということが重要になる。 今回は「トイレ動作」について分析していこうと思う。 ●トイレ動作の重要性 私はADLの中でも特にトイレ動作を重視している。 なぜならば、ADLの... 2024-05-26
疼痛 なるべくシンプルに腰痛について考えてみる 本稿ではなるべくシンプルに腰痛について考えるための捉え方をまとめてみる。 多裂筋が、椎間板が、椎間関節が、カップリングモーションが、など、細かく見ようと思えばどれだけでも細かく見ることはできるが、思考が複雑化しすぎると、目的が曖昧になってしまい、結果あまり良くならないことも多々ある。 なので、まずはなるべく思考をシンプ... 2024-04-29
疼痛 リハビリテーション中に痛いと言われた時どう対処するか? 皆様も普段の臨床で運動療法をする機会は多くあると思う。 その時、患者さんから「痛い!」と言われたことはないだろうか? 痛いと言われた時、自信を持って対処することができるだろうか? 昔の私は痛いと言われたら怖くなってしまい、「すみません!じゃあやめておきましょう。」とすぐにその運動は中止してしまっていた。 でも、それが本... 2024-03-29
マネジメント 利用者のモチベーションを向上させるためには? リハビリテーションの現場では、運動療法や健康増進のための行動に対してモチベーションが低い利用者に遭遇するとことは少なくない。 筋力低下があるのに、筋力トレーニングの自主トレーニングをしてくれない。 糖尿病が悪化しているのに運動や食事制限などを全く行わない。 リハビリの必要性があるのにリハビリのための通院をしない。 など... 2024-02-29
動作分析 良い姿勢、悪い姿勢の基準とは? 皆様は自分の姿勢が良いか悪いか、普段から気にしているだろうか? そもそも、良い姿勢とは何だろうか? 一般的に言う良い姿勢が、必ずしも動作においても良いかと言うとそうではない。 ここで言う良い・良くないというのは、見た目のこともあるが、機能的に良いか悪いかという視点も含む。 良いか悪いかを決めるには、指標となる機能を基準... 2023-12-31
自立支援 利用者のマネジメント リハビリの利用者をマネジメントする上では、「利用者の行動変容を狙ったアプローチ」が重要となります。 リハビリの目的は、利用者における自立を支援することです。 したがって、「セラピストの個別リハビリのみをリハビリの利用目的にしている」「マッサージをしたもらうことがリハビリだと思っている」「目標がないまま、リハビリを利用し... 2023-12-31
マネジメント リハビリ施設におけるPDCA マネジメントの基本型としてPDCAサイクルというものがあります。 PDCAとは、品質管理業務を行うための手順を示しており、Plan:計画を立てる→Do:実行する→Check:評価する→Action:改善するという各項目の頭文字を並べたものです。 この手順で行うことを、「PDCAサイクルを回す」と言い、医療や介護の現場で... 2023-10-31
フレイル 社会的フレイルの評価 社会的フレイルは、超高齢社会における日本にとって非常に大きな課題であることは間違いない。 社会的フレイルというのは、例えば独居や老老介護、社会参加状況、他者とのかかわりが少ないといった場合にそうであるとされる。 さらに社会的フレイルが厄介なのは、要支援・要介護認定の新規発生と関連していたり、身体的フレイルをも惹起させる... 2023-10-31